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アルツハイマー病

アルツハイマー病では、最近の記憶が失われやすくなります。しかし、古い記憶は保たれやすいので、昔の話は普通にできます。そのため、「まだしっかりしてるのかな?」と思ってしまいがちです。

例えば、以下のような症状がある方は、記憶力の低下が疑われますので、早めの受診をお願いいたします。

・同じことを何度も言う、聞く。

・火の不始末、ガス栓の閉め忘れ、スイッチの切り忘れが多い。

・ものを置いた場所をわすれる。

・薬を飲み忘れる。

・同じものばかり買ってくる。

アルツハイマー病の画像検査

アルツハイマー病では大脳全体が萎縮しますが、特に海馬という部分がより高度に萎縮します。頭部MRI画像検査で脳の形態を調べて、海馬の萎縮を認めることが、診断の一助になります。また、脳梗塞や脳腫瘍などの他の病気がないことを確認することも、MRI検査の大事な役割です。

下図は、認知機能正常の方と、アルツハイマー病患者の方のMRI画像の比較です。萎縮がある分、アルツハイマー病のほうがスキマ(赤矢印)が大きくなっています。

また、脳の形態だけでなく、機能を調べるために脳血流SPECT検査を行うこともあります。下図は、アルツハイマー病患者の方の脳血流SPECT画像です。赤に近い色をしている部分が、より血流が低下(悪い部分)しています。下図のように、左右の頭頂葉から側頭葉という部分にかけて、血流低下を来たしているのが、アルツハイマー病の特徴です。

さらに、この検査で、他の神経疾患との鑑別が出来ることもあります。

※MRI検査とSPECT検査施設は当院にはございません。検査が必要な場合は、連携医療機関に紹介して行っていただきます。

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